起業を考える:自分の居場所作り
ビジネス:適者生存の世界(新型コロナ)
新型コロナの影響で会社倒産が増えました。飲食店は八方ふさがりで社会問題にもなりました:
- 新型コロナ:変革期
- ビジネス:ダーウィンの「適者生存」の世界
居酒屋が店舗営業ができなくなり弁当デリバリーを始めたとテレビでやっていました。テレビも同情的に放送していました。
弁当には居酒屋で出す「さしみ」を入れていました。ボリュームも出ないし見た目もおいしそうではありません。
夏には食中毒の心配もあります。店主は居酒屋メニュー(食材)にこだわっているのが明らかでした。
弁当デリバリーのビジネスに適応できていませんでした。弁当では原価率が悪く儲からないとも嘆いていました。
弁当の本を読んで勉強すれば良いのにと思いながらテレビを見ていました。これから起業する人はしがらみなくスタートができます。
ビジネス向きの性格の人には変革期はチャンスでしょう。まず副業から始めるのも現実的な対応です。
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起業のタイミング
(1)起業をする理由
起業は自分で決めないと何も進みません。大多数の人は起業みたいな面倒なことをやらずに一生を終えていきます。事業を起こすには理由があるはずです。積極的なものから消極的なものまであるでしょう。
自分がやりたいことは何なのか?
初めはぼんやりしているものです。具体性を持たせることが起業への第一歩になります。
わたしたちは決めごとの多い現代社会に慣れています。自由が多すぎるのもかえってやっかいです。
起業には日常生活では必要のない尋常なパワーが必要です。何かモチベーションがないと起業の壁は乗り越えられません。
(2)離職と失業
失業は起業にとっては良いきっかけです。会社を辞めるタイミングも考えなくて良いのです。会社の人間関係から離職をためらい起業の機会を逸してしまう人は多いです。周りのことを気にする良い人に多いです。
起業の成否は能力だけではありません。良いタイミングでスタート切れるかどうかも大きな要素です。
失業は強制的に今後の人生の選択を迫られます。引継ぎなどなく今日から起業のスタートが切れます。
起業のタイミングは難しいです。各人異なりますがチャンスを見逃さない嗅覚は必要です。
起業では自分でゴールを設定できます。小さく咲くも良し大きく咲くも良しです。起業の一番素晴らしいところです。
ビジョン
(1)自分自身の再発見
自分はどんな人間だったのか?どんなことが好きでどんな性格だったのか?小さい頃の思い出や学校での出来事が役に立つかもしれません。会社に入って忘れてしまった本当の自分の姿です。
会社で生きていくためにふたを閉ざしてしまった部分です。
得意分野や強みはまわりの人の方がよく見えている場合もあります。同じ業種の中ばかりにいると自分の得意分野が見つけにくいものです。
すでに身に着けてしまったものは自分では当たり前だからです。
異分野の人と交流してみましょう。自分の長所や強みを発見できるかもしれません。
(2)きっかけとしての交流
専門学校や大学(院)での出会いがいいきっかけになる場合もあります。目標が固まるまでは交流を積極的に求めましょう。学校では自分で気付かなかった強みが見つかるかもしれません。一緒にビジネスを目指す同志が見つかるかもしれません。
机上ではなかなか進まないことも人と接することで前に進むこともあります。背中を押してくれる場合や過ちから引き戻してくれる場合もあります。
まだ定額収入がある人は学校やセミナー・異分野交流会などに積極的に参加しましょう。知識や経験・人脈を今のうちに蓄えておきましょう。
お給料があるラッキーな今を有難い有給の瞑想時間(迷走期間)と考えましょう。
ビジネス経験
(1)ビジネス経験は「命の水」
起業ではビジネス経験は「命の水」です。勢いだけではビジネスは長続きできません。何らかの価値を提供できないと誰もお金を払ってくれません。
人々がお金を払うのは「便利さ」「安さ」「希少性」「おいしさ」などです。ビジネス経験は価値あるものを生み出す源泉です。
ビジネス経験は学校では学べないものです。実務経験や技能は価値を生み出す原動力です。
ビジネスは常に競争にさらされた厳しい現実の中にあります。厳しいビジネス経験の有無が勝敗を分けることになります。
(2)起業準備のための転職
うどん屋を姉妹で開業するために少しの間うどん屋さんで勤務した女性を知っています。スープの作り方などのレシピを勉強しに行ったそうです。そばの打ち方を勉強するためにそば屋に修業した脱サラ男性も知っています。
お勤めではお給料をもらって知識と経験を得ることができます。目的がある人にとっては本当にありがたいこと場所(お金がもらえる学校)なのです。
専門学校に行けば授業料を取られます。実務経験が足りない人は転職してありがたく経験と軍資金を稼がせてもらいましょう。
余裕があれば経理なども勉強させてもらいましょう。起業準備のためなら少しの間なら頑張れるはずです。
たとえ転職してでも最低限の実務知識や経験を得ましょう。起業してからも実務経験は積めますがやはり入念な準備は必要です。
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