ビジネスの初めは少額取引から


商取引の初めは少額取引から

(1)商取引の古き良き教え

  • 「初めは少額取引から」
これは「上手い話には裏がある」という経験則からきています。教訓は知っていても実践はなかなかできないものです。

ビジネス経験のある人なら経験があるでしょう。その違いが大きくビジネスの成否を分けてしまいます。

好条件でも初めは「少額取引」から入る方がいいでしょう。徐々に取引金額を増やしていった方が賢明です。

多くの人は痛い目にあってビジネスの教訓を学びます。少額ならばやり直しもできます。いきなり家一軒くらいの損失ではリカバリーはちょっとしんどいです。

(2)騙された事例

  • 生きていくためには何でもやりかねないのも人間のある種の一面
  • 笑顔で近づいてくる人には注意が必要
  • 「攻め」だけでなく「守り」も重要といわれる所以
銀行出身の保守的であるはずの起業家が取引で約100万円騙されたのを知っています。人生経験豊富であるはずのシニアのオーナー社長が数百万騙されたとも聞きました。

悲観のうちに廃業したそうです。

晩年はサラリーマンの人よりも充実した人生を謳歌するはずだったのにです。これまでの会社設立からの苦労がやっと報われるはずだったのにです、自主独立の会社社長として。

人生にはとても厳しい面があります。騙すのも騙されるのも人間です。

ビジネスで守りを怠ると連鎖して自分も資金繰りの苦境に陥ってしまいます。自分も騙す側の人間に陥りかねない状況にってしまいます。

笑顔で近寄ってくる人には男女問わず注意しましょう。メリットがある証拠です。商取引相手の「信用」には十分警戒しましょう。

(3)保証人は絶対NO!

  • 間違っても保証人になってはいけません
  • たとえ親族に対してもです
友人に頼まれるとすぐに連帯保証人や身元保証人になる人がいます。友人に代わって何千万もの負債を負うことも友情の一環と考えられる人は立派です。

NPOなどで慈善活動の仕事に就くといいでしょう。そうでなければただのお人好しです。

どちらのタイプもビジネスには向いていません。起業ではなおさらのことです。

家族が多大な迷惑をこうむります。親族の負債を負わされて娘が大学に行けなくなった金融マンを知っています。自分の浅はかさが娘の将来の芽をも摘むことになってしまうのです。


初心忘るべからず

  • 人生でもビジネスでも信用できる相手と関係を
  • 何よりも大切なことは「たとえ小さくとも信用される会社」になること
小さな成功は油断を招きます。ある成功した社長が会社のお金をギャンブルにつぎ込み捕まったと漏れ聞きました。とてもビジネスの才がある方でした。

ビジネスが安定軌道に乗り退屈になったのかもしれません。せっかくの才能がもったいなことです。

いつも身を引き締めて「初心忘るべからず」です。そしてたとえ失敗したとしても「何度でもやり直せる」ことも覚えておいてください。安西先生の名言「あきらめたらそこで試合終了ですよ...?」(スラムダンク)です。

目先の悪い利益に幻惑されないよう注意しましょう。


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