還付申告(確定申告):失業者や元サラリーマンの税金還付
還付申告:所得税の納め過ぎの返納
起業直後の社長さんに多いのが税金を納め過ぎのケースです。サラリーマンから起業独立し大幅に月収が減少した場合です。失業や退職などで年収が大幅に減額した場合も税金が還付される可能性があります。1年働く前提で税金が計算/源泉徴収されているからです。
過去の医療費控除やふるさと納税の出し漏れも対象です。還付申告は確定申告期間とは関係なく5年前までさかのぼって提出可能です。
還付申告をすると納め過ぎの税金が還付されます。各年度ごとに申請をします。
過去の分は確定申告の時期の前に提出することができます。
還付申告は「任意」です。申告しないと納税過多でも戻ってきません。
期間は5年間遡れますので該当しそうな人はチェックしてみましょう⇒国税庁「還付申告」
申告はe-Taxが便利
税務署への申告にはe-Tax(電子申告)が便利です。国税庁「確定申告書等作成コーナー」から利用できます。金額を入力すると税額が自動計算されて申告書の作成/提出ができます。PDFファイルに保存や印刷もできます。
確定申告(e-Tax)はマイナンバーカードがあると自宅で完結できます。自分で申告する場合は大変便利です。
スマホで申請できます。パソコンの場合はカードリーダー(3千円程度)が必要になります。
関連記事:
「確定申告(E-TAX)の仕方:ふるさと納税」
まとめ:まずは税金還付があるか試算
まずは税金の還付があるか試算してみましょう。確定申告書等作成コーナーで入力すれば自動計算してくれます。還付金が発生しない場合プロジェクトはそこで終了です。還付金がある場合は申請書を完成させましょう。
マイナンバーカードがない場合は印刷して管轄税務署に郵送提出もできます。返送封筒(切手貼付)を同封して申請書コピー(税務署受領印付)を返送してもらいましょう。
確定申告(2月~4月)の混んでる時期を除けば1か月程度で還付金は口座振込になります。
2か月くらい経っても連絡や返金がない場合は税務署に電話で問い合わせてみましょう。親切に対応してもらえます(経験談)。
関連記事:
「自宅でできる確定申告(個人)」
「確定申告が必要な人(個人)」
追記:
(1)e-Tax開始の仕方
e-Taxを利用するには「利用者識別番号(半角16桁の番号)」が必要です。一番簡単な方法はWEBから取得する方法です:
- 「開始届出書(個人の方用)新規」から
(2)マイナンバーカード対応スマホ
確定申告(e-Tax)はマイナンバーカードがあると自宅で完結できます。スマホからも申請できます。マイナンバーカードの読み取り可能なスマホ機種が必要になります⇒マイナンバーカード読取対応のスマートフォンの一覧
パソコンの場合はカードリーダーか対応スマホが必要です。カードリーダーは3千円程度です。
関連記事:
「マイナンバーカードの申請方法」