法人設立登記のさまざまな方法


法人設立登記の流れ

  • 法務局は会社の設立登記など相談にのってくれます
  • 無料だが予約が必要です
  • 書類の提出先は「本社所在地を管轄する法務局」(郵送でも提出可)
法人の設立登記は司法書士に依頼するのが一番簡単です。

法人設立登記はネットで調べて自分でもやれます。経費節約のためなら自前でトライしてみましょう。

大雑把な流れをいえば下記の通りです:
  1. 「定款」作成
  2. 公証人役場による「定款認証」
  3. 法務局での「会社設立登記」(実印登録)申請
ある程度準備ができたら近くの法務局に相談に行くと良いでしょう。無料ですが予約が必要です。

設立登記には公証人役場による「定款の認証」が必要です。現在では印紙代不要の「電子定款」が利用できるようになりました。

オンライン申請

法務局には商業・法人登記のオンライン申請もあります。

申請(本人確認)に社長のマイナンバーカードも可になりました(令和3年2月~)。ちなみにe-Tax(税務署)やe-Govなどでも認められています。

登記申請書については下記の法務省HPをご参照下さい⇒法務省「商業・法人登記の申請書様式」

会社設立ネットサービスの利用

(1)会社設立freee

時間優先・手間優先の人は会社設立の一括ネットサービスが便利だと思います。大半の人は一括サービスの利用をしていると思います。

会社設立freeeは必要最小限の入力で法人設立登記の書類を一括で作成できます:
  1. 定款の作成
  2. 登記申請書
  3. 法人設立届出書
利用料金は無料です。無料なのはクラウド会計ソフト(有料)へのマーケティング投資なのでしょう。

freee株式会社はクラウド会計ソフトシェアNo.1の大手です。安心して利用できます。

会社設立における書類作成の手間を大幅に削減してくれます。本当に便利な世の中になりました。

(2)マネーフォワード会社設立

マネーフォワードにも会社設立の一括ネットサービスがあります。マネーフォワードはクラウド会計大手の一角です。

同様にできるだけ早く会社を設立したい人にはおすすめのサービスです。会計ソフトも含めどのサービスを利用するか考えると良いです。

(3)弥生のかんたん会社設立

弥生会計にも会社設立の一括ネットサービスがあります。弥生会計は有名な会計ソフト会社です。

同様に会社設立を早くしたい人にはおすすめです。設立一括ネットサービス選びと会計ソフト選びを同時に考えると良いでしょう。

尚、無料会計ソフトについては下記を参照してください→「フリーウェイ経理LITEレビュー」

司法書士に依頼

  • ネットが心配な人は司法書士に依頼するのが簡単
  • 業者回りは創業社長にとって自覚が生まれる良い機会
  • 「会社設立の見積りをお願いしたいのですが」といえば親切に教えてくれます
司法書士は知人に紹介してもらうのが一番安心です。

紹介のつてがない人は近くの司法書士を数軒回ってみましょう。料金と信頼で選ぶと良いです。

近所の司法書士回りは大変おすすめです。思いがけない人脈ができたり情報が得られたりします。

将来のビジネスパートナーが見つかったりします。



関連記事:
「起業:会社名を決める」
「起業準備:開業資金と借入計画」
「法人設立の届け出書類」

追記:オンライン謄本請求

(1)「登記・供託オンライン申請システム」

  • ネット申込(平日午前8時30分〜午後9時まで)
  • 郵送交付
  • 手数料500円(窓口交付は480円)
設立後の謄本は法務局で取得します。「オンライン登記事項証明書請求」の利用もできます。法務局に行かなくていいので便利です。

(2)「登記情報提供サービス」

  • ネット申込(平日午前8時30分〜午後9時まで)
  • パソコンの画面上に即時表示(PDFファイル保存)
  • 登記事項証明書と同じ内容
  • 証明力はなし
登記情報の内容確認には「登記情報提供サービス」もあります。但し印刷しても証明力はありません。登記内容を迅速に確認したい場合にはとても便利です。

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