会社の印鑑証明書の取得方法(オンライン申請)
会社の印鑑証明書のネット取得
会社の印鑑証明書の取得は謄本と同様にネットで取得できます(→オンライン請求の手順)。利用時間は平日8時30分から21時までです。17時15分以降の送信は翌業務日の受付となります。郵送受取の料金は410円です。申込受付の翌々営業日着が目安です(土曜日は郵便局の普通郵便の配達がありません)。速達も可能です(実費260円加算)。急ぎの場合はネット申請・窓口受取は390円です。
法務局(来訪)の窓口請求は450円でネット申請・郵送受取の方が安いです。
本人確認(署名)に社長のマイナンバーカードが利用できます。マイナンバーカードの読み取りにはカードリーダーが必要になります(3千円程度)。
ネット申請:登記・供託オンライン申請システム
(1)事前準備(初回のみ)
ネット申請は「登記・供託オンライン申請システム」を利用します(利用料無料)。- 利用時間:平日 午前8時30分~午後9時
- 申請者情報の登録
- 申請用総合ソフトのダウンロード
- ICカード設定:ログイン→ツール→オプション→ICカード切替→登録→OK→使用するICカードライブラリ選択:「公的個人認証サービス(個人番号カード*)」→適用→設定
手続きの概要は「印鑑証明書のオンライン請求について」をご覧下さい。
(2)オンライン請求の手順
ログインして印鑑証明書の請求画面を表示させます:- 「申請書作成」(左上)をクリック
- 「商業登記申請書」→「交付請求書(登記事項証明書・印鑑証明書等)」を展開→「交付請求書(印鑑/登記事項証明書)【署名要】」を選択
-件名:「印鑑証明書の請求」など自由に記載(利用者管理用)
-納付情報:氏名または法人名を「全角カナ24字以内」で入力(電子納付で必要)
-請求対象:オンライン会社・法人検索「会社・法人情報取得」
-会社法人等番号*:法人検索の場合は自動反映(会社種別と登記所名も自動反映)
*「会社法人等番号」は通常使用する「法人番号(13桁)」の先頭数字1桁を取った12桁
[請求対象の表示]の入力:
- 印鑑カード番号
- 印鑑提出者:①資格→「代表取締役」、②氏名→苗字と名前の間はスペースなし、③生年月日→全角入力(例:昭和45年11月1日)
- 通数→半角入力
- 交付方法→「郵送」
- 郵送種別→「普通」、速達区分→「(指定なし)」(速達は実費260円加算))
- 受取人情報:①郵便番号→全角入力、②住所→全角入力(1行16字以内→超える場合は改行)、③氏名→苗字と名前の間はスペースなし
[請求先情報]
請求先登記所:基本は管轄の法務局(近隣だと郵送が早い)
入力を終えたら上部の「チェック」をします。数字等は「全角入力」が基本です。🚩
エラーを修正したら必要に応じて上部の「プレビュー表示」で最終確認をします。上部の「完了」→「保存」で入力完了です。
(3)署名・送信
作成した請求書を選択して署名を入れます。[署名]
- 商業・法人→対象の請求書選択→「署名付与」(右上)をクリック
- ICカードで署名(マイナンバーカードの場合)→アクセスパスワード(12桁の暗証番号)を入力→OK
- 情報に「署」のマーク(処理状況は「未送信」)
- 「申請データ送信」(右上)をクリック
- チェック→送信
- 「更新」(右上)をクリック→「到達」が点灯
(4)電子納付
- 「更新」をクリック→「納付」をクリック
- 電子納付画面→「納付」(すぐにネットバンクで納付)、または「印刷」(右下)で番号を控えて後で納付
- ネットバンクやATMでペイジー振込(個人のネットバンクやATMで現金でも可)
まとめ:次回以降は請求書の再利用
作成を「完了」した後は修正ができません。「署名付与」を取り消すこともできません。修正したい場合はコピーをします。該当請求書を選択して上部にある「再利用」をクリックします。
請求書が複製されます。同様に次回以降の請求書も「再利用」で簡単に作成できます。🚩
間違えた申請書は複製後に削除もできます。該当申請書を右クリックして「データ削除」を選択します。
先に削除してしまうと複製ができないので注意が必要です。
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