社長のマイナンバーカード更新:e-TaxとeLTAXの注意事項


マイナンバーカードは会社の本人確認資料

社長のマイナンバーカードは会社の本人確認資料として定着してきました。e-TaxやeLTAXの確定申告のネット送付で活躍します。

注意が必要なのはマイナンバーカードの更新です。発行から5年経過するとカード更新の手続きが必要になります。

更新後のマイナンバーカードで本人確認をするとエラーになるケースがあります。e-TaxやeLTAXの利用では注意が必要です。

特に注意が必要なのは「給与支払報告書」と「法定調書」のeLTAXでの一括送信です。社長のマイナンバーカードを更新した場合はe-Tax(税務署)で再登録が必要です。🚩

eLTAXは不要です。

再登録未済の場合はe-Taxの方が送信エラー(未提出)になります。eLTAXで送信エラーが表示されないので注意が必要です。

e-Taxのメッセージボックスで確認が必要ですが見落とすケースが多いと思われます。



関連記事:
「マイナンバーカードの申請方法」

カード更新:e-Tax(税務署)は再登録が必要

e-Taxでは新カードで署名して送付するとエラーになります。確定申告期限のぎりぎりだとパニックになるでしょう。

期限まで時間がない場合は紙での送付をおすすめしますとアラートが出ます!

[問題と対処法]
  • 新カードをどうやって再登録?
  • 送付エラーになった確定申告書をどうやって再送付するのか?
[新カードの再登録方法]
  1. e-Tax(ソフト)のメニューボタン(左端)の利用者情報登録→電子証明書登録・更新
  2. 新カードを認識させれば完了
[送付エラーの確定申告書類の再送付方法]
送付後の書類を再送付はできません。

別名のファイルを作成することで再送付が可能になります:
  1. 送付済の帳票類の1つ開き何もせず「保存」→送付済の書類は修正不可→別名ファイルを作成を促される→別ファイル作成
  2. 全てそろった別ファイルができる→作成完了と署名をして再送付
全て申告書類を作り直すと思うとゾッとします。再送付の方法が見つかり安堵しました。

関連記事:
「小さな会社の確定申告書の作り方:E-TAXとELTAX」
「小さな会社の決算業務(e-TaxとeLTAX)」

カード更新:eLTAX(地方自治体)は法定調書の一括提出に注意

地方税(県と市)のeLTAXはエラーが出ることはありません。マイナンバーカード更新の手続きは不要です。

注意が必要なのは法定調書と給与支払報告書のeLTAXでの一括送付です:
  • 自治体の給与支払報告書は受信
  • 税務署の法定調書は受信不可🚩
eLTAXの送付では税務署の受信不可に気付かないケースがあります。e-Taxのメッセージボックスで必ず受信状況を確認しましょう。

[送付エラーの書類の再送付方法]
送付後の書類を再送付はできません。

データを取り出すことで再送付が可能になります:
  1. 申告データ一覧から該当の申告書を選択→取り出し→PCデータ保存
  2. 取り込み→PCデータ選択→上書き保存(→再送付可)
申告書類を作り直すと思うとため息が出ます。再送付の方法が見つかり安堵しました。

参考にして下さい。

関連記事:
「給与支払報告書と法定調書:ELTAXで一括提出」

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