貯金ゼロから始める資産形成


貯金ゼロは悪習慣

若い人や若くない人でも貯金ゼロの人は多いでしょう。100万円未満もゼロの部類と考えて下さい。

1000万円超ある人はこの先をもう読む必要はありません。貯蓄習慣ができている人です(相続の人は別)。貯金はダムです。いざという時に放出して助けてくれます。

病気や失業は年を取るほどに堪えます。給付金よこせ運動の人の気持ちもわかるようになるでしょう。

まずは「ねんきんネット」で年金予想額を確認して下さい。老後資金の準備にスイッチが入ります。

庶民の年金は月10万円あるかというレベルです。都心で賃貸マンション暮らしはちょっときついレベルです。

資産形成の基本は積立

基本は給料から強制的に天引きして残ったお金で生活することです。余ったら貯金ではうまくいきません。

意思の力もありますが習慣です。無駄遣いも習慣の一種ですから治ります。

ボーナスなどの臨時収入も基本は全額貯金に回します。派遣でボーナスがない人も懸賞やメルカリ売却など臨時収入は全額貯蓄に回します。

自分にご褒美という発想は捨てて下さい。習慣は考え方次第ですからすぐに身につきます。

関連記事:
「家族に内緒で株式投資をする方法」

資産形成:何に投資するか

(1)つみたてNISA

NISA(少額投資非課税制度)の活用で効率的に資産形成ができます。まずは「つみたてNISA」がおすすめです。

少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。

購入できる金額は年間40万円までです(月額積立額は約3万3千円)。非課税期間は20年です。

元金が20年で800万円たまる計算です。大雑把に計算すると運用益も含めて1400万円くらいになるでしょうか(5%運用の場合)。

2024年1月から投資枠も拡大されます。🚩

投資対象は「特定の投資信託」に限られています(株式は対象外)。投資対象をお任せできるので本業で忙しい人に向いています。

管理手数料の低い投資信託を選ぶのがポイントです。

(2)新NISA

普通のNISA(少額投資非課税制度)は株式も検討対象になります。投資利益に税金がかかりませんので節税になります。

毎年120万円の非課税投資枠が利用できます(最長5年間)。株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税になります。

普通のNISAは臨時収入が入った時の運用先に向いています。NISAで600万円形成できればつみたてNISAと合わせて老後2000万円はクリアです!

年30万円を20年で600万円は形成できます。不要なものはメルカリで売却してNISAに回しましょう。

(3)新NISA枠の消化後

NISA枠を使い尽くしたら通常の株式や投資信託に投資しましょう。税金は売却利益と配当にかかります。

他には「iDeCo(個人型確定拠出年金)」も検討対象です。投資利益に税金がかかりませんので節税になります。

難点は基本売却することができないことです。老後まで寝かしておく資金になります。


ネット証券

NISAは証券会社の口座を通じて購入します。

手数料の安いネット証券がおすすめです:
SBI証券は個人取引シェアNo.1で無難な選択です。楽天証券も人気で楽天経済圏の人はポイントが貯まるので特に向いています。

証券口座があればSBI証券や楽天証券と手数料を比較してみて下さい。NISAを機に新しい証券口座を作りお手持ちの株を移すこと(移管)も可能です。

投資詐欺にあわないために

投資詐欺を避けるには東証一部上場企業に「大手証券会社」を通して投資することです。これだけで大半の投資詐欺や不適切な投資から身を守れます。

最低限の投資教育はこれだけでいいのです。主要ネット証券は東証一部上場企業です。

投資信託なども大手企業が運営するものだけに限ることです。大手企業とは「東証一部上場企業」です。

間違ってもよく知らない企業の投資セミナーに参加するのは止めましょう。景品や有名人などの「釣り」にも気を付けてください。

恥ずかしながら私の田舎の父親も不信な不動産セミナー(アパート経営)に参加してました。欲深いと投資詐欺やハイリスクの投資に引き寄せられます。

関連記事:
「老後資金:老後2000万円問題と年代別投資方法」

まとめ:毎月定額がキーワード

つみたてNISAを今月から始めましょう。まずは証券口座を開設して下さい。

次に毎月積立額を決めて下さい。投資信託を選ぶのは少し勉強が必要ですが株式投信が良いでしょう。

株式は怖いという人もいるでしょう。そんな人は銀行の積立預金でも構いません。

毎月定額を貯める習慣を身に着けて下さい。あとは時間の経過により資産は形成されていきます。

一番まずいのは先送りにすることです。今月から始めて下さい。

※投資は自分で勉強してあくまでも「自己責任」でお願いします。👷

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