後払い決済サービス(BNPL)レビュー


後払い決済(BNPL)とは

後払い決済(BNPL)をよく耳にするようになりました。新しい決済手段として注目を集めています。

AmazonやビックカメラなどではPaidyが利用できます。導入時期なのでポイント還元などもあります(→Amazonポイント還元キャンペーン)。

店舗側のメリットとしては手数料が低いことです。ネット店舗を中心に急拡大しています。

下記ではメリットとデメリットを簡単にレビューします。

メリット

(1)カード不要の安全性

ネット購入ではクレジットカード情報の漏洩が気掛かりです。後払い決済ではメールやSMS送付の請求書に基づき支払うだけです。

支払いは銀行振込/口座振替やコンビニ決済(手数料356円)になります。カードを介さないで済みますので安全性は高いと言えます。

(2)3回払い可(手数料無料)

アプリで本人確認すると3回払い可(翌月・翌々月・3か月後)となります。手数料無料なのは大きなメリットです。

クレジットカードのリボ払いは大変手数料が高いです。ボーナス払い(手数料無料)はカードによって付帯状況がことなります。

(3)カード難民の救世主?

何らかの理由でクレジットカードを持ってない人には救世主になるかもしれません。ネットショッピングが気軽にできるようになるかもしれません。

後払い決済(BNPL)は都度審査があるようです。クレジットカードの金額枠の審査よりは厳しくないでしょう。

カード同様に支払いが滞れば利用不可(ブラックリスト入り)になる可能性があります。利用は計画的にしましょう。

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デメリット

(1)支払いサイトの短さ

Paidyの場合は請求書は翌月の3日に来て10日が支払期限です。カードの場合は翌月26日支払いや翌々月4日支払いまであります。

[Paidyの場合]
  1. 利用の翌月3日:請求書が届く(メールかSMS)
  2. 利用の翌月10日:支払い期限(銀行振込/口座振替やコンビニ決済)
※アプリで本人確認すると3回払い可(翌月・翌々月・3か月後)

支払いがすぐなので資金を準備して買い物をする必要があります。後払い決済は現金購入に近い方法です。

資金繰り的にはお給料日(25日)の後が楽です。いつもコンビニ払いや銀行振込を利用の人は違和感なしです。

郵便でなくネットで請求書が届くので便利です。

尚、コンビニ払いの場合は356円の手数料がかかります。🚩

(2)使える場所は限定的

カードに比べると使える場所はまだ限定的です。しばらくはカードとの併用になるでしょう。

後払い利用とその他のカードを使う店舗のすみわけになります。電子マネーやスマホ決済も含めて便利さに応じて利用の仕方が決まってくるでしょう。

まとめ:BNPLは

後払い決済サービス(BNPL)は昔ながらの通販とよく似ています。前払いや代引払い不要と請求書がメールやSMSで届くところが新しいところです。

都度支払いではなくカードのようにまとめて支払えるところも便利なところです。カードより支払日がすぐなところは人によってはマイナス点です。

3回払いも手数料無料のボーナス払いとよく似たサービスです。低金利下なので手数料無料が可能なのでしょう。

安全性には価値があります。ネットショッピングでカード情報の漏洩リスクが気になる人には重宝されます。

ただ後払い決済サービスの企業はカード会社と比べるとまだ小規模かもしれません。会社自体の情報漏洩リスクがあるかもしれないので取り扱いの会社が重要です。

金融機関と比べると新しいFintech企業はコーポレートリスクが多少あります。上場企業かどうかが会社信任の有効な基準です。

最近ではメルペイ(メルカリ)やPayPayが後払い決済サービスに参入しています。馴染みある企業の参入によりもう少し身近なサービスになるでしょう。



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