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バタフライガーデン:蜜源の花や食草で蝶を育てる


バタフライガーデン

(1)蜜源の花でバタフライガーデン

蜜源の花を育てると蝶が蜜を吸いにやって来ます。バタフライガーデンです。お住いの地域に蝶が増え華やかになります。ささやかな地域貢献になります。

柑橘類を育てるとアゲハ蝶が卵を産みにやって来ます。幼虫が大きく育ち葉を食べ尽くしさなぎになります。蝶になり旅立って行く場面に出くわすと感動します。
アゲハ蝶:旅立ち
幼虫(イモムシ)が苦手な人は蜜源の赤やオレンジ・ピンク系の花を中心に育てるのをおすすめします。マリーゴールド百日草(ヒャクニチソウ)ブルーサルビアなどが良いようです。マリーゴールドや百日草はダイソーなど100均でも売っている育てやすい身近な花です。

季節や地域に合った花の種を植えるのも楽しいです、虫も喜びます。ホームセンターでお気に入りの種を探すのはわくわくします。海外種から地域種など様々な花があるのには驚きます。蝶のレストランのメニューを考える心境です。

安らぎの香りのラベンダーカモミールなどハーブ系を育てるのも魅力的です。ただ夏のベランダはとても高温になる環境です。暑さに弱い地中海ハーブ系は注意が必要です。暑さに強い品種を選ぶと良いでしょう。

ミックスの種を購入して色々試してみるのも面白いです。ハチなども来客します。

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「ベランダにアゲハ蝶を呼ぼう!」

(2)ジャコウアゲハの食草ウマノスズクサ

ジャコウアゲハは準絶滅危惧種の蝶です(東京)。食草のウマノスズクサを育てることで繁殖のお手伝いができます。ベランダでも育てられます。ウマノスズクサも準絶滅危惧種です。蝶の食草が減ると蝶の数も減るという直線的な関係です。

注意が必要なのが食草のウマノスズクサには毒性があります。ジャコウアゲハも天敵から守るために幼虫から成虫まで毒性があります。問題なのはウマノスズクサの葉や茎などの処分です。土に戻しても毒性が残ります。他の植物、特に家庭菜園をしている場合はかなり注意が必要です。毒性のアリストロキア酸は悪臭だけでなく「腎毒性(発がん性)」を有します。

人により手がかぶれるくらいで直接食べなければ大丈夫という意見もあります。また熱処理すれば毒性は消えます。ただベランダ菜園は土の量が非常に限定的で何年も栽培すれば毒性が累積する公害のような状況が起こるかもしれません。正直毒性の残存期間について正確な情報がネットで見る限り発見できませんでした。専門家のご意見・情報発信がほしいところです。対話型AIに土に混ぜて処分することを質問したところ「おすすめしません」でした。苦肉の策は他の植物の土に混ざらないように乾燥させて燃えるごみに出すことでしょう。

大きなお庭ならそこまで神経質になる必要はないかもしれません。ベランダ栽培の場合は「発がん性(腎臓や尿路)」なのでリスクが高過ぎます。ジャコウアゲハは準絶滅危惧種ですが繁殖のお手伝いのために自分の命を危険にさらす必要はありません。公園や河川敷・川の土手・畑など広域の土地に役割をお願いしましょう。
都市緑化植物園(木場公園)
ジャコウアゲハの数が減ったのは人間に悪用な食草ウマノスズクサが減ったためと推察されます。人間と植物の生存競争、自然界の理です。共存の方法を考え出すのも人間の知恵です。

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「緑のカーテン:トマトを種から育てる」

追記:お米は虫にやさしい(SDGs)

お米は国産がほとんどです。お米を作る田んぼは昆虫などの生息地になります。アスファルトやコンクリートが増える日本の国土で貴重な自然環境です。

一方、パンやうどん・パスタなどの原料になる小麦は輸入が大半です。海外の自然環境の産物です。うどん向けの国内産小麦が増えてきたのはうれしいことです。国内の田畑が維持できます。お米など国内産の主食を毎日食べましょう!間接的に日本の田園風景に貢献していることになります。虫さんの家の提供にも貢献しています。

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