サステナブルなベランダ菜園(SDGs)


サステナブルなベランダ菜園

(1)ダイソーなど100均を利用

プランターなどはダイソー(100均)で売っています。プラスチックをリサイクルしたものもあります。

野菜の種まで売っています。
オクラ・ししとう(ダイソー)
徐々に鉢を増やすと良いでしょう。ベランダ環境に向き不向きがわかってきます。

慣れてきたらホームセンターに行くとさらに楽しいです。ホームセンターの品揃えの多さにきっと感動するでしょう。

(2)身近な種子を活用

何気に捨てる毎日の野菜や果物の種も土にまけば育ちます。

みかんやレモン・金柑などの柑橘系はよく育ちます。果物全般はすぐ木になります。トマトやキュウリの種もまけば育ちます。実がなるかはともかく観察すると楽しいです。

近くの公園で枯れた花から種を頂くのも良いでしょう。神社に落ちているどんぐりも木(マテバシイ・クヌギ・コナラ・シラカシなど)に育ちます。

尚、お風呂の残り湯を取っておいて水やりに利用すると環境にやさしくSDGs的です。シャンプーや石鹸も自然由来で無香料のものが良いでしょう。

関連記事:
「緑のカーテン:トマトを種から育てる」

野菜くずを土に戻す(土作り)

栽培し終わった植物は裁断すると土に戻るのが早いです。緑肥という考え方です。

野菜くずなどもある程度大きな鉢やプランターなら土壌に変えてくれます。お茶やコーヒーの出し殻でも大丈夫です。豊潤な土を作ってくれます。

コツは土作り用に休耕の鉢やプランターを1∼2個用意することです。野菜くずだけなら高額なコンポストは不要です。

麦茶は麦ですので良い土壌になります。パックを破いて中身だけを土に戻します。残りのパックは水でゆすぎ最後の一粒まで土に戻せます。小さくなったパックは燃えるごみ行きです。

コーヒーや緑茶などのお茶も豆や葉ですので良い土壌になります。植物の鉢に直接与えるのではなく土作りの鉢やプランターに入れ先に土壌化させるのがポイントです。

おすすめはバナナやミカンなど柑橘類の皮です。バランス良く肥料の三大栄養素である窒素・リン酸・カリ(N-P-K)を含んでいます。

ちなみに海苔などに入っている生石灰など「石灰乾燥剤」は肥料に使えます。袋を破って休耕の鉢の土にまぜます。水分で熱を持つので注意が必要です。「シリカエタノール」もケイ素が肥料になります。他の乾燥剤は原料を確認しましょう。

玉ねぎの皮やトウモロコシの芯は土壌化に時間がかかります。できるだけ細かくして土に戻すと良いです。微生物さんが一生懸命働いてくれても1∼2か月くらいはかかります。冬は活動が鈍りさらに時間がかかります。

また、夏場は玉ねぎの皮やトマトの残りかすはゴキブリを呼びます。ホウ酸団子などゴキブリ対策も必要です(→下記項目をご参照)。

卵の殻や大きな魚の骨は年単位の時間がかかります。貝殻は古代の貝塚があるようにコンポストでも難しいです。解決策はすり潰すことです。ベランダ菜園の場合は諦めも必要です、難しいようならごみとして出しましょう。

生ごみの土壌化はごみの削減にも貢献できます。ごみ出し回数も減り家事軽減・家庭円満になります。

尚、家電製品とおさらばしサステナブルな生活を突き詰めたい方はアフロ・稲垣えみ子さんの「寂しい生活」がとても参考になります。

害虫発生

(1)ゴキブリが発生した場合

ベランダ菜園をしていると春から夏にベランダにゴキブリが発生する場合があります:
  • ゴキブリは気温18度超えで活発に(25度で最も活動的)
  • 地球温暖化の影響でゴキブリに適した季節(春~秋)が長くなった
残った野菜くずで「堆肥」を作る場合は注意が必要です。ゴキブリは「トマト」や「玉ねぎ」の皮の匂いが大好きです。🚩

問題は夜になると室内に侵入してくることです:
  • チャバネゴキブリは網戸をすり抜ける
  • ゴキブリの活動時間は日没後(日沈後3時間と夜明け前1時間が活発)🚩
  • 全面窓は日没後に閉めましょう
夜は虫との境界線を明確に作るということです。駆除にはダイソーなど100均でもホウ酸団子が売っています。

ベランダのゴキブリの通り道や隠れそうな場所に設置します。家の中にもいれば同様にホウ酸団子を設置します。

翌日ひっくり返っているのでゴキブリがいるかがわかります。

個人的におすすめなのが「バルサンGキャップ」です(効果確認済)。有効期間が1年でホウ酸ダンゴ(3∼6か月)より効き目が長いです。

有効期限切れでゴキブリ再発生の心配がなくなります。年に1度春先に設置するだけです。

見た目もスケルトンのプラスチックで駆除剤ぽくないです。さらに良いことにダイソーで100円(6個入り)で売っています!🚩

(2)アリが大量発生した場合

アリは特に植物に害はありません。通り道は土に適度な酸素を与えてくれます。問題は家の中に侵入してきた場合です。

アリが大量発生した場合は石鹸水で撃退できます。お風呂の残り湯にスポンジの石けん泡を溶かして水やりをすると効果的です。植物に害はなくアリは呼吸ができなくなり不快でいなくなります。

石油由来のボディシャンプーは止めておいた方が良いでしょう。植物が枯れる懸念があります。

ベランダ菜園は小さな自然空間

ベランダ菜園は良い息抜きになります。都会暮らしに憩いの場所を与えてくれます。

虫たちの家にもなります。夜はベランダに出ないようにしましょう。虫たちの時間です。

トンボの寝床にもなります、木につかまって寝ていたりします。

早朝に蝶がさなぎから成虫になり飛び立つ場面に出くわすかもしれません。都会の片隅で生の営みに遭遇できます。

関連記事:
「ベランダにアゲハ蝶を呼ぼう!」
「バタフライガーデン:蜜源の花や食草で蝶を育てる」
「ビオトープでメダカを飼おう!」

追記:趣味の園芸(NHK)で情報収集

ベランダ菜園をやっている人は多いです。観葉植物や季節の花を愛でるのは楽しい時間です。

趣味の園芸(NHKテレビ)などを見て自分らしい植物を選ぶと良いでしょう。

[Eテレ]
  • 趣味の園芸 やさいの時間:毎週日曜 午前8時~、[再放送]毎週月曜 午後4時5分~(総合),毎週火曜 午後1時5分~

  • 趣味の園芸:毎週日曜 午前8時30分~、[再放送]毎週水曜 午後1時05分~,毎週金曜 午後9時00分~
お庭がある家は幸せです。ベランダの何倍も場所が確保できます。

家庭菜園やガーデニングが趣味になると家やマンションを選ぶ目も違ってきます。日当たりが最も大切になってきます。

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