東京都の廃棄物埋立処分場にメガソーラー発電を設置~都営地下鉄やEVバスの電力源に


事業の要約

東京都の廃棄物埋立処分場にメガソーラー発電を設置~都営地下鉄やEVバスの電力源に

[設置場所と想定年間発電量]
  1. 中央防波堤内側埋立地:1.2億kWh
  2. 中央防波堤外側埋立処分場:2.3億kWh
  3. 新海面処分場:3.5億kWh
太陽光発電だけで都営交通を走らせることができれば持続可能な都市型社会を実現します。マイナスな東京湾のごみ処分場がクリーンな電力を作る夢の埋立地に変わります。

都内における現状・課題・背景

東京湾の廃棄物処理場の面積は989ヘクタールに上ります(東京ドームの215個分)。人工島(埋立地)の有効活用が東京の喫緊の課題です。太陽光パネルの設置はごみ問題と化石燃料による電力のCO2問題(地球温暖化)の対策になります。持続可能な電力だけで都営交通を走らすことができれば脱炭素の都市型モデルとして世界に発信できます。環境にやさしいクリーンでグリーンな東京が実現できます。

事業の詳細、事業を実施することによる効果

東京都の廃棄物埋立処分場にメガソーラー発電を設置~都営地下鉄やEVバスの電力源に

[設置場所]
  1. 中央防波堤内側埋立地(埋立終了):195ヘクタール(東京ドーム約43個分)
  2. 中央防波堤外側埋立処分場(埋立中):314ヘクタール(東京ドーム約68個分)
  3. 新海面処分場(埋立中):480ヘクタール(東京ドーム約104個分)
[プロジェクトのメリット]
  1. 東京湾防波堤水域にあり建物で遮られることがない非常に良い立地
  2. 土地取得費用が原則かからない
  3. 埋立地であり近隣対策を必要としない
  4. 電気の売却先が都営交通と決まっている
埋立完了地はすでに海の森公園として活用されています。太陽光パネルの設置は駐車場や建物屋上、広大な空きスペースには日除けオブジェとして大量の設置が可能です。背丈の低い植物とも共存は可能です。埋立中の2か所はメガソーラー発電の設置が可能です。

[想定年間発電量]
  1. 中央防波堤内側埋立地:1.2億kWh
  2. 中央防波堤外側埋立処分場:2.3億kWh
  3. 新海面処分場:3.5億kWh
※想定発電量:1ヘクタール90万kWh(埋立地は面積の7割/処分場は8割設置)
※予算と埋立計画を勘案し漸次設置、都債を発行し都民参加でスピードアップも

都営地下鉄は4路線からなる営業キロ109キロメートル/駅数106駅に上る東京の大動脈です。いち早く事故防止ホームドアを設置した社会的意識の高い鉄道会社です。化石燃料由来の電力使用が現在の社会的課題でしょう。使用電力量は年間3.5億kWh程度と推定されます(同規模の東急電鉄から推定:営業キロ105キロメートル/駅数97駅)。東急電鉄は2022年より全電力約3.5億kWhを再エネ電力100%に替えています(日本初)。都営地下鉄の使用電力も同程度であれば新海面処分場の発電量で賄えます。3か所全て稼働すれば都営バス(EV)や東京さくらトラム(都電荒川線)にも融通できます。

東京都交通局は昭和32年より多摩川流水を利用した売電事業をしています。電気事業者として申し分ないでしょう。都営交通が持続可能な地産地消型の電力供給だけで走らせることができればクリーンでグリーンな東京が実現できます。マイナスのごみ問題がサステナブルな電力に転換できます。今後も増え続ける東京のごみ問題と電力問題の良い解決策になります。

※本件は都民による事業提案制度(令和4年度)の応募ベースになったものです。👷



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