東日本大震災から10年に寄せて


東日本大震災

早いもので東日本大震災から10年になります。当時も東京に住んでいましたので直接被害はありませんでした。

強い揺れと断続的に続く余震。東京都も計画停電がありましたが住居の区は該当しなかったと記憶しています。

スーパーの棚からインスタント食品やミネラルウォーターがなくなりました。テレビ局の人にインタビューを打診された程でした。人々が恐怖に支配されていました。

震災から1か月後に母親が用事で名古屋から東京に出て来ました。電気がどこも暗く東京の節電に驚いていました。

震災は東日本に大きな打撃を与えた災害でした。直撃を受けた東北地方の人の痛みは想像を超えるものです。


何もできなかった自分

東日本大震災が起きた後しばらくして何もできない自分に気付きました。もう少し優秀な人間だと思っていましたが災害復旧においては無力でした。

人を元気づける歌も歌えないし気の利いた話もできません。ビジネスと公共経営について少しは勉強していましたがほぼ無用の長物でした。

無力感にとても悩みました。完全にアイデンティティの喪失でした。

唯一効果的にできたと思えたことは被災地へのふるさと納税だけでした。僅かな金額でしたが確実な一歩を実感できました。


まとめ:現在に至る道

東日本大震災で無力感を感じその後大学院で学び直すことにしました。1円にもならない経済倫理の分野について世俗を離れて研究に没頭しました。

経済が社会に役立つにはいかにあるべきかというとても抽象的なテーマでした。結論は簡単に言えば社会の中で生きる以上企業も個人も「利己的になるな」でした。

ビジネスにはマイナスな期間でしたが今思えばあっという間の数年間でした。おかげで仕事柄周りに守銭奴が多い分野ですが一線を画していられます。

社会貢献にはビジネスとプライベートにおいてできることがあります。今後も時々に応じて両分野でやっていければと思っています。

当ブログやTwitterも社会貢献の一貫としてやってます。時々個人的な趣味嗜好に脱線しますが今後も大局観を持ってやっていきます。

引き続きどうぞよろしくお願い致します。



関連記事:
「東日本大震災復興祈願と震災の備え」

Advertisement

Advertisement

人気の投稿