テザリング:スマホ経由のインターネット通信
Bleutoothテザリング
(1)Bleutoothアダプタの利用
テザリングはスマホ経由でパソコンのネット通信ができます。Wi-Fiがない場所でもパソコンが利用でき大変便利です。USBケーブル接続が一番簡単です。
Bluetoothテザリングも手軽に省電力でワイヤレスになりおすすめです。古いデスクトップパソコンもBleutoothアダプタを購入すれば接続できます(千円程度)。
ノートパソコンの内蔵Bluetoothの挙動がおかしい場合もアダプタが利用できます。アダプタはUSBケーブルと同じところに挿します。
Bluetoothテザリングの短所は通信速度が遅いことです。Bluetoothの通信容量の問題です。長時間作業など通信速度重視の場合はUSBテザリングが良いでしょう。
(2)設定の注意点:ペアリング
BleutoothアダプタをUSBに挿すと自動インストールしBluetoothがオンになります。スマホとパソコンを各々ペアリングします。設定画面から機器を選んでペアリングするとテザリングができるようになります。認識しない場合もオンオフの変更で可能になる場合があります。
尚、ドライバのインストールは「デバイスマネージャー」のBluetoothから確認できます。スタートボタンの「右クリック」から確認できます(自動でインストールされています)。
(3)ペアリング後つながらない場合
ペアリング後にテザリングができない場合はパソコン側のネットワークを設定します:[ネットワークとインターネットの設定(インターネット接続のマークから)]
- ネットワークとインターネット→イーサネット
- アダプターのオプションを変更する
- Bleutoothネットワーク接続(該当スマホ)をクリック
- 上部の「接続方法」から「アクセスポイント(A)」をクリック
- デスクトップ端末ショートカット
- 「接続方法」(右クリック)
- 「アクセスポイント(A)」
- Bluetoothテザリングが「オン」になっているか?
- 上記は設定→ポータブルホットスポット*から
初回設定は大変かもしれませんが一度接続すると次回からは問題ないでしょう。
テザリングとは(基本事項)
テザリングはスマホ経由のインターネット通信(PC)のことです。USBでつなぐだけでパソコンがインターネットに接続できます。固定電話やプロバイダ・Wi-Fiが不要になりとても便利です。
大手キャリアによっては申込が必要だったりします。格安スマホの場合は基本的に申込不要で無料です。
(1)USB
スマートフォンとパソコンをUSBケーブルで接続してネット通信ができます。パソコンからスマートフォンを給電しながらテザリングが行えます。通信が一番安定していておすすめな一般的なテザリング方法です。
[接続方法(アンドロイドスマホ)]
- USB接続(スマホとパソコン)
- ファイル・写真転送は「キャンセル」
- スマホ:設定→接続と共有→ポータブルホットスポット
- USBテザリングを「オン」*
AnkerのUSBケーブルは耐久性がありおすすめです。
(2)WI-FI
スマートフォンとパソコンなどをWi-Fiで接続してネット通信ができます。同時に複数台の接続もできます。ハッキングのリスクがあるためパスワードの設定を強くおすすめします。ワイヤレスで使えて便利な反面セキュリティのリスクにも注意が必要です。
(3)Bluetooth®
スマートフォンとパソコンなどをBluetooth®で接続してネット通信ができます。電池持ちがよくパスワードの設定も不要です。ただUSBやWi-Fiテザリングより低速になります。長時間作業する場合はストレスがたまるかもしれません。
利用しないときは機能をオフにするなどセキュリティ対策をおすすめします。デバイス名なども個人情報が含まれるものは避けましょう。
まとめ:節約と部屋の整理に
テザリングを利用するとインターネット通信のプロバイダーが不要になります。固定電話やWi-Fiも不要になります。モデムと固定電話がなくなり部屋がすっきりします。コストも削減できるのでとてもおすすめです。
契約先が減るのも個人情報の観点からメリットです。テザリングのデメリットはスマホの通信量が増えることです。
大手キャリアの20GBプラン(ahamo,povo,LINEMO)なら大丈夫でしょう。仕事で利用する人は大容量プラン(ahamo大盛りや楽天モバイル)が安心です。
テザリングは通信速度が遅いと非常にストレスがたまります。大手を選べば失敗は少ないでしょう。
関連記事:
「楽天モバイルは大容量でおすすめ」
「スマホ大容量プラン(20GB超~30GB)」
追記:テザリングが不安定
(1)スマホの通信品質
何度も断絶するならスマホと通信会社の相性の問題でしょう。通信会社かスマホ機種を変更することをおすすめします(系列の格安SIMも含む:KDDI⇔NTTドコモ⇔ソフトバンク)
キャリア販売のスマホは他社の通信に全て対応していない場合があります(バンド帯問題)。SIMフリースマホでもバンド帯が一部非対応で通信が不安定な場合があります。
関連記事:
「povo設定の注意点(MNP)」
「LINEMO設定の注意点(MNP)」
(2)ドライバーの変更
テザリングが不安定なときは「ネットワークドライバー」の変更も一案です:- (旧)「Remote NDIS based Internet Sharing Device(リモートNDISベースのインターネット共有デバイス)」
- (新)「リモートNDIS互換デバイス」
テザリングがしばしば断絶する場合は新の方を試してみてください。
尚、新は互換が非確認扱い/マイクロソフトです。
[ドライバーの変更方法]
- 「デバイスマネージャー」を開く(Windowsキー右クリック)
- 「ネットワークアダプター」→「Remote NDIS based Internet Sharing Device」(右クリック)→「ドライバーの更新」
- 「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索」を選択
- 「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します」を選択
- 「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックを外す
- 「製造元」選択→「Microsoft」;「モデル」選択→「リモートNDIS互換デバイス」(→「次へ」)
- 「ドライバーが互換性あるか確認できてない」の警告表示→「はい」(ドライバーの更新完了)
ドライバー変更で効果がなかった場合は元に戻すこともできます。
元に戻す場合は上記1から同じ作業をやれば戻ります:
- 上記6の「モデル」選択から:
- →「リモートNDISベースのインターネット共有デバイス」