小さな会社の事業経営
事業経営
(1)経営はまず真似から
- 初めはよく似たビジネスの成功事例の真似から
- 学ぶは真似るから始まる
徐々に自らの道を具現化し展開していくと良いでしょう。応用はオリジナリティと言っても良いかもしれません。
本屋に行けば難しそうな経営の本がたくさん売っています。経営手法はビジネスによりさまざまです。
パン屋さんとそば屋さんでは当然ビジネスの仕方が違ってきます。仕入れや在庫管理・販売経路や立地戦略など気をつける点が異なります。
あるビジネスには有効でも他のビジネスではうまくいかないことはよくあります。似たビジネスの成功例からまずは学びましょう。
(2)ITツールの活用
- 新しいIT技術の波に遅れないように
- IT活用の遅れは競合他社に利益をもっていかれる
今後も新たなビジネスツールも生まれてくるでしょう。自社の経営にIT技術を取り込む必要はあります。
ビジネス戦略に次々と活用していかなければなりません。まずはお金のかからないIT技術を利用して自社の経営に活用しましょう。
経営環境の変化
(1)アマゾン出現による環境変化
- アマゾンの出現前と後ではビジネス環境は一変した
- 今後もAIや5Gの出現でビジネス環境は一変する
- 自分のビジネス環境の変化をつま先立ちで警戒
ITによるビジネス環境の変化にはいつも警戒しましょう。「悲観的に計画を立て楽観的に生きる」です。
IT知識が足りない場合は外部から補充しましょう。専門家にもどんどん頼りましょう。ビジネスは常に知識の補充が必要になります。
(2)ライバル出現による廃業リスク
- 小さな会社の赤字=廃業(倒産)リスク
- 小さな会社は思っているより簡単に倒産します
より便利な場所にライバル店ができたということです。
評判の良かったコンビニや本屋が廃業するのをよく見かけます。何かのきっかけでビジネス環境が一変してしまたのでしょう。警戒を怠らないのは経営には極めて重要です。
経営は10年単位の長期戦です。モチベーションの維持も社長の大切な仕事の1つです。
ライバル店との過酷な競争に疲れ心が折れてしまう場合があります。まずは3年を目処に資金繰りの黒字化を目指しましょう。
軌道に乗った後は「飽き」が次なる敵となります。
人材戦略
(1)家族は財産
- 無償で協力してくれる家族はあなたの会社の財産
- 友人への過度な期待は禁物
- 社長に必要なのは事業に対する「強い思い」だけ
友人の援助は長続きしないと考えるのも経営には現実的です。友人にも自身の人生があり環境も変化します。
足りない経営資源は外部から調達できます。経理・営業・ITなどの分野です。
お金さえ払えば外部からサービスは調達できます。事業に対する「熱い思い」だけは経営者に必要です。
(2)ビジネスは長期戦
- 10年後もあなたといっしょにいるのは家族
- 文句を言いながらも協力してくれるのは家族だけ
- それも少し年老いた家族だけ(涙)
10年前にあなたの周りにいた人は誰ですか?
今も相変わらずいるのは家族だけでしょう。あとは回転扉のように入れ替わるのが現実です。
現実を踏まえ日々感謝しつつビジネスを発展させて行きましょう。そして小さくとも社会に貢献できる会社になりましょう。
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