転職活動の思い出
退職から初めての転職
新卒後に金融機関に就職し7年目で退社しました。理由は魅力のない上司と職場の理不尽に耐えかねてというところです。もちろん若気の至りも多分にあります。退社後は「こころの洗濯」のために1年ほど海外に遊学してました。
貯金が底をつきかけた頃に第1回目の就職活動(転職活動)が始まりました。不景気のさなかだったのでなかなか内定はもらえませんでした。無職の身だったので足元を見られたのをよく覚えています。
この不利な状況を打破するために戦略を練りました:
- まずはどこでもいいから職に就く(無職からの脱却)
- その職を足場に好条件の就職先を再び狙う
それもスーパーブラック企業でした。私の人生のどん底はもうしばらく続くことになりました。
転職の教訓
- 現職があるうちに転職活動をした方が絶対有利
- 無職の転職は想像以上に足元を見られる
新卒の新入社員以下の低水準の給与を提示されることもあります。プライドがズタズタになります。
これまでの仕事の歳月は何だったのかと。1回目の転職活動は本当に良い人生勉強になりました。
そんな企業でしたから辞めるときも全く未練はありませんでした。ブラック企業でしたので辞める人も結構多かったですし。
転職から得た教訓:
- どんなに理不尽なことがあっても会社は辞めない、転職には足場(現職)が必要
- 転職活動は好条件を得るまでゆるく継続する、転職には好不況のタイミングもある
2回目以降の転職は足元を見られることもなく好条件を得られました。こちら側に選択権がある感じです。転職を考えている人は是非参考にして下さい。
まとめ:信頼関係は転職でも大事
足元を見て採用する会社とは信頼関係は築けません。いつもお互いの足元を見合っている関係になってしまいます。人間関係と同じですね。嫌な経験はずっと覚えています。信頼関係はビジネスにおいても重要です。
ブラック企業はもう少し評判を考えると良いと思います。ネットの悪評はすぐに広まりますから。
マネジメントのクオリティの低さがブラック企業の本源です。必然としてビジネスもうまくいきません。負のスパイラルがブラック企業の本質です。
注意事項:身体あっての人生
転職活動は現職がある方が確かに有利です。ですが体調不良や緊急避難の場合はこの限りではありません。上記の教訓は無視して下さい。身体あっての人生です。仕事は人生の重要なパーツですが全てではありません。明日の夕食を健康的に頂く方が大切です。
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「ブラック企業対策:転職のすすめ」
追記:35歳以降の転職はきついかも
35歳を過ぎると転職は本当にきつくなります。若い頃の年収やポジションがアップする薔薇色の転職とは違ってきます。そもそも求人がめっきり少なくなります。マネージャー職になるほどポストは少なくなります。
職がすでにない場合は一兵卒に成り下がっての転職も現実的になります。家族がいれば生活費を稼がないといけないので大変です。
転職活動は命がけです。誰も他人は守ってくれません。自分の人生は自分で守るほかありません。
定年後の再雇用は一部の恵まれた人を除き皆一兵卒になります。第2の人生はお金や地位ではなく「人に喜ばれる」を基準にすると良いと思います。
違う仕事の楽しさが待っています。生き甲斐は「人に必要とされる」ことから生まれます。
人生100年時代の先取りした生き方です。身体が動くまで働く生き方の基準になります。