経済センサス:オンライン回答の仕方
経済センサスとは
経済センサスは総務省統計局が実施する調査です。全国の事業所の活動状況を調査することを目的としています。[経済センサス]
- 基礎調査:事業所・企業の基本的構造を明らかにする
- 活動調査:事業所・企業の経済活動の状況を明らかにする(5年ごと)
インターネット回答が推奨されています。令和6年度調査(基礎調査)では紙の調査票も配布されなくなりました。調査員の訪問もなくなりました。お知らせハガキと調査票(ログイン情報)が郵送で来ます。空き時間にネット回答すれば完結できるようになりました。
尚、経済センサスの回答は義務です。報告違反や虚偽報告には「50万円以下の罰金」になります(統計法第61条)。回答期限には十分注意しましょう。
オンライン回答(基礎調査)
(1)ログイン
オンライン回答は簡単です。「政府統計オンライン調査総合窓口」からログインできます。スマホの場合はQRコードを読み取りアクセスすることができます。QRコードは同封の「オンライン調査利用ガイド」に記載されています。IDとパスワードは紙の調査票に記載されています。初回ログイン時には「パスワードの変更」が必要です。受付完了連絡を希望する場合にはメールアドレスも登録できます(必須ではありません)。
次に電子調査票の表示になります。調査票一覧から「経済センサス-基礎調査調査票」をクリックすれば表示されるはずです。
(2)電子調査票が表示されない場合
以前「Google Chrome」では電子調査票が表示されませんでした(体験談)。個別に「Cookieの有効化」もしましたが駄目でした。PC環境推奨のブラウザにはGoogle Chromeは入っています。Google Chromeと相性が悪いのは政府系サイトによくある現象です。「Internet Explorer 11」(IE11)では大丈夫でした。
IE11:
- 「スタートマーク」(右クリック)
- 「Windowsアクセサリ」
尚、令和6年度ではGoogle Chromeでも大丈夫でした。
最後の入力確認画面はPDFかプリントアウトして保存しておきましょう。調査票送信後の「受付番号」も提出の証拠になりますので保存しておきましょう。メールアドレスを登録すると「受付完了メール」が来ます。これで完了です。
オンライン回答は24時間利用できるので大変便利です。特に日中忙しい人におすすめします。
(3)電子調査票の入力と発送
調査票の入力は特段難しいものはありません。項目に従って会社情報を入力するだけです。調査票には「売上金額」や「法人番号」などの入力項目があります。10分程度で回答できます。最後の入力確認画面はPDFかプリントアウトして保存しておきましょう。調査票送信後の「受付番号」も提出の証拠になりますので保存しておきましょう。メールアドレスを登録すると「受付完了メール」が来ます。これで完了です。
オンライン回答は24時間利用できるので大変便利です。特に日中忙しい人におすすめします。
※注意事項
- 経済センサス(基礎調査)では電子メールで回答を求められることはありません
- 「偽メール」や「URLクリック詐欺」に十分注意しましょう
オンライン回答(活動調査)
(1)大まかな流れ
オンライン回答はパソコンやスマホでできます。大まかな流れは下記の通りです:
- ログイン
- パスワードの変更:英字(大文字及び小文字),数字,各1字以上で8~32文字以内
- メールアドレス登録
- 調査票回答入力(30分程度)*:「次へ」で確認画面まで進む
- 提出(→ログアウト)
回答項目は売上や従業員数等の会社の基礎データです(17項目):
- 会社のデモグラフィクス:従業員数や法人番号
- 決算内容:売上/原価・費用(入力は万円未満を四捨五入)
- 設備投資
提出前に確認画面(回答一覧)を印刷(PDF)しておくと良いでしょう。無事提出できると登録アドレスに受付完了メールが来ます。
(2)改善点など
- 調査員の訪問がなくなり良かった:お知らせハガキとと調査票の郵送(ログイン情報)でネット回答が完結できるようになりました
- 50分経過で自動で接続遮断(入力内容が保存されない)は不評のもと:自動で一時保存が望ましい
- 税務申告の「法人事業概況説明書」とリンクさせれば経済センサスの莫大な手間やコストが双方で削減できる(毎年最新の情報が得られる)
- 8の単独事業所:(2)(3)(4)の雇用者数等は入力不要だが入力画面ではわかりにくい
- 10の売上/費用の項目:調査票の記入のしかたには会社以外の法人は「うち売上原価」は記入不要と記載があるが実際の入力では入力が必要→「0」入力でOKとなる
- 17の分類番号:記入のしかたには「-」があるが入力では不要