Google AdSenseとAmazonアソシエイトの注意点


Google AdSense

(1)Googleに税務情報「W-8BEN」(再)提出の仕方

Google AdSenseから税務情報提出(W-8BEN)を提出しないと「源泉徴収(30%)か支払い保留される可能性があります」と連絡が来て驚いている人も多いでしょう(お支払いの画面上部に赤枠で提出を促す画面)。新規の場合や3年毎に再提出も必要なようです。

提出するフォーム「W-8BEN」はあまり馴染みがないですが日本語の説明を見ながら入力できます(名前と住所は英語記入)。遅滞なく提出しましょう。

[再提出の場合]
  1. Google AdSense:お支払い→「新しいフォームを送信」
  2. 「新しいフォームを送信」→「新しいフォームの作成を開始」→「フォームを開始する」
  3. ①口座の種類→「個人」、②米国民か・米国に居住しているか?→「いいえ」、③「W-8BEN」選択
[W-8BEN入力のポイント]
  1. 名前と住所は「英語入力」(支払い初画面に前回記入が表示)、郵便番号は「ハイフンなし」、DBAは「未記入」
  2. 外国のTIN→「マイナンバー(日本)」を入力
  3. 租税条約:「下げを受ける資格があります」にチェック→「日本」を選択
  4. 特別な料率や条件:①それぞれ3項目すべてにチェック、②条項と段落をそれぞれ表示させる(選択肢は1つのみ)・源泉徴収率は「0%」、③満たしている理由もそれぞれにチェックを入れる🚩
  5. 米国内で行っているGoogle向け活動とサービス:「いいえ」と下項目をチェック
  6. ペーパレス:「選択」
  7. 表明と署名:3か所チェック、わかりにくいのが日付入力→上の欄は年「2024」・下の欄は年月「1004」を入力🚩
  8. 送信(すぐに承認されます)
    ※ちょっとわかりにくい箇所もあるので入力の参考にして下さい(承認経験済)

    [提出の有無の確認]
    1. Google AdSense:お支払い→お支払い情報
    2. 設定:設定を管理する
    3. お支払いプロファイル:アメリカ合衆国の税務情報🖊→税務情報の管理🚩
    普通は支払い画面の上部赤枠で警告がでますのでわかると思います。「税務情報を提出してください」とあれば指示に従ってW-8BENを入力して行きます。

    尚、送信後に本人確認資料(免許証等)をGoogleから求められることがあります。Google登録の氏名や住所と入力に何かしら齟齬があった場合です。問題なければ3日くらいで承認されます。

    (2)確定申告(雑所得):Google AdSenseの書き方

    [確定申告書(e-Tax)の書き方]
    • 所得の種類:「雑所得」
    • 種目:その他「広告収入」
    • 業務に該当しますか:「はい」
    Googleに関しては文字数制限で記入に工夫が必要です:
    1. 所得の生ずる場所(全角28文字以内)(ビル名等省略可):8 Marina View Singapore
    2. 報酬などの支払者の氏名・名称(全角28文字以内):Google Asia Pacific
    ※副業で20万円超の場合は雑所得の申告対象🚩
    ※雑収入だけの場合は年間所得が48万円以下の場合は申告不要(基礎控除が48万円)🚩

    関連記事:
    「確定申告(雑所得)の書き方:アフィリエイトなど」
    「確定申告が必要なケース:アフィリエイト広告」

    Amazonアソシエイト

    (1)Webサイトの管理:URLの登録が必要

    Amazonアソシエイトでは事前に使用するURLを漏れなく登録する必要があります。登録が無いURLで使用した場合や参加要件に抵触した場合は契約解除の対象になります 。

    注意が必要なのは公開されたSNSにリンク貼り付けが限定されていることです:
    • Instagram
    • Twitter
    • YouTube
    • Twitch.tv
    • Facebook(公開グループ・ファンページは対象、個人ページは不可)
    メジャーなところではLINEが認められていません(個人間のやり取りで非公開だから)。LINEのグループにおすすめの商品を送りたくなりますがアソシエイト経由では不可です。

    通常のURLを貼り付けないといけません。知らないと本当に間違えそうです。

    LINEはクローズドのSNSだからです。同様にメールもクローズドで不可です。

    Amazonアソシエイトは各サイトが公開状態でなければなりません。非公開のSNSは認められていません。

    (2)登録URLの追加/削除

    登録するURLは複数登録も可能です。

    途中で追加や削除も可能です:
    1. 右上の登録メールアドレスからアカウントの管理
    2. ウェブサイトとモバイルアプリの変更
    3. 追加/削除
    古いブログだと追加には事前申請が必要と書いてありますが今は不要です。

    (3)売上レポート無反応問題→解消済

    Amazonアソシエイトのサイトで「注文レポート」や「売上レポート」が反応しない。クリックしても売上明細が見れない事象が発生していました(2023年3月上旬)。

    スマホ経由でも閲覧できないことからAmazonアソシエイトの仕様の模様。キャッシュを削除しても改善せず(パソコンの問題ではなし)。

    尚、「レポートをダウンロードする」からエクセル(Zipファイル)で確認可能。上部(支払い履歴の右側)にクリックする場所があります。

    エクセルシートは「注文(Fee-Orders)」と「売上(Fee-Earnings)」に分かれています。内容確認に毎回ダウンロードはちょっと不便でした。

    上記の問題は解消しました。以前のように無事閲覧できるようになりました(利用者は何もする必要なし)。


    楽天アフィリエイト

    楽天アフィリエイトは楽天グループのアフィリエイト広告です。楽天アカウントがあればすぐに開始できます。

    Amazonアソシエイトと同様に利用する自分のSNSの登録が必要です。

    ブログやTwitterなど公開しているSNSが大原則です:
    1. 認定SNS:Instagram、Twitter、YouTube、楽天ROOM、TikTok、Pinterest、Lemon8、Facebook
    2. メール、LINE、SNSのダイレクトメール等、特定の者にしか閲覧できないメッセージツールを用いたアフィリエイトリンクの共有・送信は禁止*🚩
    *特定の人に返信(リプライ)やコメント欄に広告を掲載する行為も禁止

    Tweetの返信も禁止なのはAmazonアソシエイトよりも厳格です。公序良俗に反するサイトが禁止なのは言うまでもないでしょう。


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